2014-07-24

CORVUS盛岡公演の御知らせ



7月26日、
コルヴスの盛岡公演があります。



六月の仙台と、先日、東京国立で行われたスタジオパフォーマンスを経て、いよいよ作品が、「今」という時代の空気を密に呼吸しはじめたような感覚がします。


今回の会場の岩手県公会堂は、昭和天皇のご成婚を記念して建設された、国の登録有形文化財だそうです。


ところで、日本の西洋化の契機となった1853年、あの天変地異のような黒船来航以来の、日本的シャーマニズム文化の熾烈な近代化の過程を思う時、幕末も、明治維新も、先の大戦も、戦後も、ほんとうは何も終わっておらず、いまだ現在進行形なのだという想いが、自分の中で日々強まるのを感じます。


今回オイリュトミーのテキストとして取り上げた、三島由紀夫の「文化防衛論」や、北原白秋の短歌と、詩篇「建速須佐之男命」の言葉の響きの底流には、日本民族がその近代化の道程で受肉した「抽象的概念言語」の内部から、ふたたび文化を蘇生する「生命言語」としての、日本人の「コエ」の力が、いまなおも貫いていると、僕は直観しています。


そして、「コエのカラダ」であるオイリュトミーは、日本における中央集権的機構と、東北の蝦夷文化の土着的共同体との「点」と「周辺」の関係や、あるいは、西洋的ロゴス言語と、日本的シャーマニズム言語との「タテ」と「ヨコ」の関係を、これまでの歪んだ背反的関係性から、新しい呼吸形態としての、宇宙的な「結び」の原理へと転回する「神話的契機」となるだろうという、ほとんど確信のような予感があります。


盛岡でのコルヴスのオイリュトミーの会は、いよいよ今週土曜日です。
開演は15時。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

オイリュトミー/CORVUS(鯨井謙太郒+定方まこと)

ピアノ/相沢裕美
<演目>

L.V.ベートーヴェン

「テムペスト」第三楽章
「月光」第一楽章

C.フランク

「前奏曲とフーガ、変奏曲」より前奏曲

G.F.ヘンデル

HWV448「組曲」より
サラバンド Ⅰ.Ⅱ
シャコンヌ

三島由紀夫

「文化防衛論」より

北原白秋

「麗明三部抄」より三首
「建速須佐之男命」第一段



<日時>

2014年7月26日(土)

開演15:00(開場は30分前)

<料金>

前売2,500

当日3,000
学生割引1,500

<会場>

岩手県公会堂 21号室

020-0023 岩手県盛岡市内丸11番2号
TEL:019-623-4681


<お申込み・お問合せ>

corvus.eurythmie.morioka@gmail.com

コルヴスオイリュトミーの会もりおか実行委員会
019-601-8643 necco202store 佐々木
(金、土、日、月、11:00〜18:00)

公演当日の連絡先

090-4604-9145 佐々木


<主催>

コルヴス オイリュトミーの会 もりおか実行委員会











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